汗ばむほど暑い一日でした。子どもたちは元気いっぱい外で駆けまわりました。もうすっかり春ですね。

今日はホワイトボードを使って、言葉遊びをしました。

はじめ、「今日のみんなのおうちの夕食を当てま~す。」そう言って6つの食事のメニューを、みんなの苦手なカタカナで書いたものを掲示しました。写真付きで、視覚的にわかりやすくしました。 「おいしそうだね~」「なにがいちばん好きかな」とおしゃべりして、みんなの注意を引きました。これは今日の活動の一番最後に使います。

次に、「ある・なしクイズ」をしました。このクイズは思考力が試されます。共通点を持つ言葉を「ある」のほうに書き、その共通点に当てはまらない言葉を「なし」のほうに書きます。その言葉を見ながら、共通点を当てるクイズです。

今日は解答が「かけ算九九」「十二支」「都道府県」になるものにしました。 知識も必要です。言葉の意味理解も大切です。わかった人は、黙って手を挙げ、耳打ちしてもらいます。

それぞれが良く考え、答えを導き出す事が出来ました。今まで知らなかった沢山の言葉を知ることができ、また、クイズにすることで言葉を自然に覚える事ができます。語彙力が付きます。

次は「い」で始まる生き物を挙げてもらいました。結構難しく、たくさんあるようでなかなか出ませんでした。考える事で脳の活性化を図ります。活性化すれば、判断力や、記憶力をアップすることができます。

次はさらに難しい事に挑戦しました。色の名前が「あか」を黄色で「ちゃ」を緑色で「きい」を黒色で書いてあります。こちらが「あか」と言ったら子どもたちは「黄色」と、その文字を書いている色を言わなければいけません。とっさの判断力が必要になります。

判断力が付けば先々を予測し、物事を考える事ができます。物事の本質を見抜く力が付きます。必要な選択を素早く行い、論理的に実行していけます。シンプルに物事を解釈できます。もし自分だったらと考える事ができます。思い立ったらすぐに行動することができます。

逆に「むらさき」と言ったら「白」、「しろ」と言ったら「ピンク」と言わなければならず、これにはかなり悩んでいました。しかし、これも脳の活性化が図れます。意欲や創造、実行などを担う前頭葉をはじめ、視覚野のある後頭葉が活発に働きます。また、楽しいと感じる事で、やる気がアップします。

そして最後に、はじめに見せた夕食のメニューで記憶力を試します。「感覚記憶」は、五感で得た情報をそのままの形で脳に保持する記憶です。ごくわずかな時間しか保持されず、脳が必要だと判断したものだけが、次の段階「短期記憶」に移ります。

「〇〇くんちのメニューは・・・」と言ったおかげか、みんな結構覚えていました。記憶力を養う事ができます。また、春休みに第二弾を予定しています。レベルアップした内容で頑張ろう!

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